どうもミツシマです。
今回もExchange Onlineで検証したこと。
今回はExchange OnlineをOutlookやOWAで使用する際に受信トレイ等が英語表記になった際の戻す方法をPowershellにて検証してみた。
現象としてはこんな感じ↓↓↓
検証環境は以下の通り
PC:Windows10 Pro 1809
この原因はメールボックスのタイムゾーンが「日本」に設定されていない為だ。
その為、タイムゾーンを「日本」に設定してあげれば解消出来る。
GUIで設定する際には、手順は下記の通りだ
仮にこの初期ログイン時に設定をし忘れた、もしくは間違えた場合にはOWAの画面右上の設定を開いて設定できる。
このタイムゾーンの設定だが、ユーザーを登録しただけだと設定されていない為、ほぼ100%追加で設定することが必要である。
その為、Powershellコマンドで一括で設定するようにしてみた。
(この辺りは以前の「(Office365)Exchange OnlineへPowershellで接続する方法」で解説しているので割愛)
そして「Get-Mailbox」コマンドを使用してすべてのメールボックスを取得する。
その後、取得したメールボックスの中から「DiscoverySearchMailbox」以外でタイムゾーンの設定が未設定のものを「Set-MailboxRegionalConfiguration」コマンドを使用して、すべて「日本」に設定している。
※「DiscoverySearchMailbox」とは何だ?と思って検索すると、証拠開示用メールボックスとかって情報が出てくる。訴訟とかでメールを電子情報開示する際に保持(アーカイブ)・探索する為に使用するメールボックスのみたい。多分、実際に使用する際には追加で何か設定する必要がありそうだが、今回はタイムゾーンの設定なのでこのメールボックスにしないように回避。
というか良くわからないものについては触らない方が無難だろう。。。
実際にコマンドを実行した画面はこんな感じ↓↓↓
上記コマンド例では「test01」〜「test11」までのタイムゾーンを一括で設定している。
で、設定後に再度OutlookやOWAを開くと日本語表記になっている。
こんな感じで今回の検証は終了。
とりあえず「Office365ユーザーの作成」・「ライセンスの割当」・「メールボックスのタイムゾーン」の3つの設定を実施すればExchange Onlineを使用出来るようにはなる。
(注)実際にはExchange Onlineを使用する為には事前に独自ドメインの設定が必要。
その為にはドメインを管理しているDNSのTXTレコードやMXレコードを変更する必要があり、この辺りは契約しているプロバイダによってやり方が異なってくる。
というかそもそもDNSの書き換え不可みたいなプロバイダもいるので注意が必要。
その場合は借りているDNSサーバのプロバイダをお引越しする必要がある。
「お名前.com」とかであれば問題なく設定出来る。
今回もExchange Onlineで検証したこと。
今回はExchange OnlineをOutlookやOWAで使用する際に受信トレイ等が英語表記になった際の戻す方法をPowershellにて検証してみた。
現象としてはこんな感じ↓↓↓
検証環境は以下の通り
PC:Windows10 Pro 1809
〜検証〜
Exchange Onlineを使用する為にユーザーの登録とOutlookの設定を行い、いざ使用しようとすると上記のように英語表記となってしまうことがある。この原因はメールボックスのタイムゾーンが「日本」に設定されていない為だ。
その為、タイムゾーンを「日本」に設定してあげれば解消出来る。
GUIで設定する際には、手順は下記の通りだ
- Office365にWebブラウザでログインしてOutlook(OWA)を開く。
- 初期ログイン時にタイムゾーンの設定が聞かれるので「UTC+09:00Osaka,Sapporo,Tokyo」を選択する
仮にこの初期ログイン時に設定をし忘れた、もしくは間違えた場合にはOWAの画面右上の設定を開いて設定できる。
このタイムゾーンの設定だが、ユーザーを登録しただけだと設定されていない為、ほぼ100%追加で設定することが必要である。
その為、Powershellコマンドで一括で設定するようにしてみた。
〜Powershellコマンド例〜
#ExchangeOnlineへ接続するための認証情報登録
$UserCredential = Get-Credential
#接続(リモートセッションの作成)
$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://outlook.office365.com/powershell-liveid/ -Credential $UserCredential -Authentication Basic -AllowRedirection
#すべてメールボックスを取得#Exchange Onlineコマンドレットのインポート
Import-PSSession $Session
$AllMailBoxInfo = Get-Mailbox
#登録されているユーザーの言語/タイムゾーンの設定の確認
foreach($MailBoxInfo in $AllMailBoxInfo){
Get-MailboxRegionalConfiguration -Identity $MailBoxInfo.Identity
}
#登録されているユーザーの中でタイムゾーンが未設定のものを一括でタイムゾーン(日本)に設定
foreach($MailBoxInfo in $AllMailBoxInfo){
#既定の証拠開示用メールボックスでないことを確認
If($MailBoxInfo.Name -notlike "DiscoverySearchMailbox*"){
$MailBox = Get-MailboxRegionalConfiguration -Identity $MailBoxInfo.Identity
#タイムゾーンが未設定のものを一括設定
If([String]::IsNullOrEmpty($MailBox.TimeZone)) {
[String]$strOutput = $MailBoxInfo.Identity + "のタイムゾーンを設定します."
Write-Output $strOutput
#まずはタイムゾーンを設定するユーザーに誤りがないかを確認の上実行した方が良いです.
#Set-MailboxRegionalConfiguration –Identity $MailBoxInfo.Identity -DateFormat "yyyy/MM/dd" -Language "ja-JP" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time" -LocalizeDefaultFolderName
}
}
}
〜解説〜
まずはExchange OnlineにPowershellで接続・操作するための準備をする。(この辺りは以前の「(Office365)Exchange OnlineへPowershellで接続する方法」で解説しているので割愛)
そして「Get-Mailbox」コマンドを使用してすべてのメールボックスを取得する。
その後、取得したメールボックスの中から「DiscoverySearchMailbox」以外でタイムゾーンの設定が未設定のものを「Set-MailboxRegionalConfiguration」コマンドを使用して、すべて「日本」に設定している。
※「DiscoverySearchMailbox」とは何だ?と思って検索すると、証拠開示用メールボックスとかって情報が出てくる。訴訟とかでメールを電子情報開示する際に保持(アーカイブ)・探索する為に使用するメールボックスのみたい。多分、実際に使用する際には追加で何か設定する必要がありそうだが、今回はタイムゾーンの設定なのでこのメールボックスにしないように回避。
というか良くわからないものについては触らない方が無難だろう。。。
実際にコマンドを実行した画面はこんな感じ↓↓↓
上記コマンド例では「test01」〜「test11」までのタイムゾーンを一括で設定している。
で、設定後に再度OutlookやOWAを開くと日本語表記になっている。
こんな感じで今回の検証は終了。
とりあえず「Office365ユーザーの作成」・「ライセンスの割当」・「メールボックスのタイムゾーン」の3つの設定を実施すればExchange Onlineを使用出来るようにはなる。
(注)実際にはExchange Onlineを使用する為には事前に独自ドメインの設定が必要。
その為にはドメインを管理しているDNSのTXTレコードやMXレコードを変更する必要があり、この辺りは契約しているプロバイダによってやり方が異なってくる。
というかそもそもDNSの書き換え不可みたいなプロバイダもいるので注意が必要。
その場合は借りているDNSサーバのプロバイダをお引越しする必要がある。
「お名前.com」とかであれば問題なく設定出来る。
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