どうもミツシマです。
今回はExchangeOnlineを使用してアプリケーションやPC以外からのデバイスからメールを送ることを想定して、SMTPリレーを設定・検証してみた内容を記載します。
検証環境は以下の通り
仮想環境:Windows Hyper-V
SV:Windows Server2016
Exchange OnlineからSMTPでメール送信する際にはポート「587」で「StartTLS」(TLS 1.2 以上)を使用する必要があります。
ですが、古いデバイスやアプリケーションによっては、ポート番号が「25」で固定だったり、TLS1.2以上に対応していないものがあります。
(「HPE PowerProtector」等が該当します。)
そこで直接Exchange OnlineからSMTPメール送信出来ないので、代わりにSMTPリレー(中継用)のIISを経由する方法があります。
※参考手順
Office 365 との中継用に IIS を構成する方法
今回は実際に中継用のIISを構成してアプリケーションからポート「25」、暗号化なし、SMTP認証なし、というのでメールが送れるように設定・検証してみました。
①最初にSMTPサーバ(IIS)のインストール ※基本的に画面に沿ってインストールするだけ










②SMTPサーバの設定
[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス(IIS)6.0マネージャー]から設定





ここで入力するのはSMTPをホストしているサーバのIP、つまり先程IISをインストールしたサーバのIPアドレスです。(TCPポートは「25」のまま)


今回はSMTP認証をしない事が目的のため「匿名アクセス」と設定。


「匿名アクセス」だと誰でも送信が出来てしまうので、その代わりに中継の制限をかけます。
今回はSMTP中継サーバ のみで検証しているのでそのIPアドレスを入力していますが、本来はメール送信に使用するデバイス(サーバ)のIPアドレスを上記に入力します。
※当然、Windowsファイアウォールも許可する必要もありますが、ここでは割愛します。

「送信セキュリティ」にてExchange Onlineで実際にメール送信に使用する「ユーザー名」・「パスワード」をここで入力します。(その際「TLS暗号化」も忘れずに設定する)

ここで送信ポート「587」を指定します。

スマートホストに「smtp.office365.com」と入力します。
ここでMSのサイトだと「独自のテナントのメールエクスチェンジャーアドレス」を指定すると書いてあるのですが、どうしても上手く行かなかったです。。。orz
ちゃんと独自ドメインまで設定したのに、、、、^^;
ですが、「smtp.office365.com」でも行けたので今回は良しとしますっ!!
設定については以上で終了です。
③サービスの「自動」起動化

サービスを「自動」起動に変更します。
これを忘れているとサーバが再起動した際にSMTPリレーが出来なくなります。
後は実際にデバイスやアプリケーションからメールを送信する設定をするだけ!!
下記はArcserveUDPで検証してみた設定内容です。
ArcserveUDPはそもそもSMTP中継する必要はないんですがね、、(^_^;)

上記の通り、メールサーバ先を「SMTP中継サーバ」・ポート「25」・SMTP認証なし・暗号化なしで設定。
ちゃんとSMTP中継サーバを経由してExchange Onlineからメール送信出来ていることが確認出来ました!!当たり前ですが、受信メールアドレスがExchange Onlineである必要はありませんよ。
今回やりたかったことは出来たのでこれにて検証終了!!
今回はExchangeOnlineを使用してアプリケーションやPC以外からのデバイスからメールを送ることを想定して、SMTPリレーを設定・検証してみた内容を記載します。
検証環境は以下の通り
仮想環境:Windows Hyper-V
SV:Windows Server2016
〜検証〜
まずそもそもの目的。Exchange OnlineからSMTPでメール送信する際にはポート「587」で「StartTLS」(TLS 1.2 以上)を使用する必要があります。
ですが、古いデバイスやアプリケーションによっては、ポート番号が「25」で固定だったり、TLS1.2以上に対応していないものがあります。
(「HPE PowerProtector」等が該当します。)
そこで直接Exchange OnlineからSMTPメール送信出来ないので、代わりにSMTPリレー(中継用)のIISを経由する方法があります。
※参考手順
Office 365 との中継用に IIS を構成する方法
今回は実際に中継用のIISを構成してアプリケーションからポート「25」、暗号化なし、SMTP認証なし、というのでメールが送れるように設定・検証してみました。
①最初にSMTPサーバ(IIS)のインストール ※基本的に画面に沿ってインストールするだけ










②SMTPサーバの設定
[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス(IIS)6.0マネージャー]から設定





ここで入力するのはSMTPをホストしているサーバのIP、つまり先程IISをインストールしたサーバのIPアドレスです。(TCPポートは「25」のまま)


今回はSMTP認証をしない事が目的のため「匿名アクセス」と設定。


「匿名アクセス」だと誰でも送信が出来てしまうので、その代わりに中継の制限をかけます。
今回はSMTP中継サーバ のみで検証しているのでそのIPアドレスを入力していますが、本来はメール送信に使用するデバイス(サーバ)のIPアドレスを上記に入力します。
※当然、Windowsファイアウォールも許可する必要もありますが、ここでは割愛します。

「送信セキュリティ」にてExchange Onlineで実際にメール送信に使用する「ユーザー名」・「パスワード」をここで入力します。(その際「TLS暗号化」も忘れずに設定する)

ここで送信ポート「587」を指定します。

スマートホストに「smtp.office365.com」と入力します。
ここでMSのサイトだと「独自のテナントのメールエクスチェンジャーアドレス」を指定すると書いてあるのですが、どうしても上手く行かなかったです。。。orz
ちゃんと独自ドメインまで設定したのに、、、、^^;
ですが、「smtp.office365.com」でも行けたので今回は良しとしますっ!!
設定については以上で終了です。
③サービスの「自動」起動化

サービスを「自動」起動に変更します。
これを忘れているとサーバが再起動した際にSMTPリレーが出来なくなります。
後は実際にデバイスやアプリケーションからメールを送信する設定をするだけ!!
下記はArcserveUDPで検証してみた設定内容です。
ArcserveUDPはそもそもSMTP中継する必要はないんですがね、、(^_^;)

上記の通り、メールサーバ先を「SMTP中継サーバ」・ポート「25」・SMTP認証なし・暗号化なしで設定。
ちゃんとSMTP中継サーバを経由してExchange Onlineからメール送信出来ていることが確認出来ました!!当たり前ですが、受信メールアドレスがExchange Onlineである必要はありませんよ。
今回やりたかったことは出来たのでこれにて検証終了!!
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