どうもミツシマです。


以前「(Hyper-V)WORKGROUP環境でHyper-Vレプリケーションを構成する方法を検証してみた」でHyper-Vレプリケーション環境を構築していました。
今回はその環境を使って、計画外フェールオーバーの動作を検証してみました。
※「(Hyper-V)レプリケーション環境でテストフェールオーバーを試してみた」や「(Hyper-V)レプリケーション環境で計画フェールオーバーを試してみた」というのもやっているので参考までにどうぞ


検証環境は以下のとおりです。
SV:Windows Server2016　(hyperv-sv)　※本番系(レプリケーション元)
SV:Windows Server2016　(replica-sv)　※待機系(レプリケーション先)


実際の手順に関しては以下のサイトを参考にしました。
Hyper-V レプリカ機能のフェールオーバーとレプリケーションの反転 (計画外フェールオーバー編)

〜検証〜

「計画外フェールオーバー」を実施するのは、待機系(レプリケーション先)のサーバーから行います。(今回のテスト環境では「replica-sv」となります)
(注)「計画外フェールオーバー」を実施する際には、本番系(レプリケーション元)サーバは起動していない想定ですので、今回は「hyperv-sv」をシャットダウンして検証しています。

Hyper-Vマネージャーから計画外フェールオーバーしたいVMを右クリックし、「レプリケーション」-「フェールオーバー」で実行出来ます。
※2016サーバーから名称に「計画外」とつかなくなったんですかね！？！？





無事成功！！
この状態だとレプリケーションの反転がされておらず、起動時にチェックポイントが作成されている状態ですね。
なので、次にやる作業としては旧本番系サーバー(この環境の場合「hyperv-sv」)を復旧した後の工程として「レプリケーションの反転」・「再フェールオーバー」を実施して、元の構成に戻すことを検証してみます。

まずは「レプリケーションの反転」から
Hyper-Vマネージャーから「レプリケーション」-「レプリケーションの反転」を実施します。










こんな感じでウィザードを進めていき「レプリケーションの反転」を実施していきます。
うまくいくとレプリケーション元とレプリケーション先が反転しているのがわかります。
また、この段階でチェックポイントがなくなるようですね。


これで「replica-sv」がメインとなり、レプリケーション先が「hyperv-sv」という環境になりました。
次に再度「計画フェールオーバー」を行い「hyperv-sv」をメインとなるようにしていこうと思います。
Hyper-Vマネージャーから「レプリケーション」-「計画フェールオーバー」を実施します。
(注)対象のVMはシャットダウンしている必要があります。



うまくいきました！！！
これで元の環境に戻りましたね！！！


と言いたいところですが、一つ難点が、、、(汗)
一時的にメインである「hyperv-sv」がレプリケーション先となったので、「Virtual hard disks」等のフォルダ構成がわかりづらくなるという難点が発生します。


通常であればフォルダ構成をわかりやすくするために「V:¥Hyper-V¥VM名¥Virtual hard disks」なんて言う構成をとったりします。
しかしこの場合、レプリケーション機能によりシステムが「Virtual hard disk」を作成するので、仮想マシンが複数あると、どのファイルがどの仮想マシンの仮想HDDなのかわかりにくくなりますね。
。。^^;
まぁ〜〜実環境でこうなったら贅沢は言っていられませんし、仮想マシンの構成を見れば判別はつくので良しとしましょう(^o^)


今回の検証もこれで終了したいと思います。
これでHyper-Vレプリケーションのフェールオーバー動作を一通り検証出来たかな〜〜と思います！！