今回はExchange Onlineのメッセージ追跡機能の使用方法を確認してみました。
そもそもメッセージ追跡機能とは、Exchange Onlineでメールが送受信されているかを追跡(確認)する機能です。
※実際にはメールフローを確認するので、どのようなルール(経路)を辿っているか等も確認出来るみたいです。

詳細については以下のサイトをご参考ください。

従来の EAC でメッセージ トレースを実行する

メッセージ追跡


では早速やってみたいと思います!!


〜従来のExchange管理センターの場合〜

従来のExchange管理センターを開き、
[メールフロー]-[メッセージ追跡]から操作可能。
01-従来の管理センター


従来のExchange管理センターであれば、期間を「過去24時間」・「過去48時間」・「過去7日間」・「カスタム」から選択することが可能です。
この内「カスタム」以外であれば、予めクエリ?が実行されているようで「検索」を実行してからすぐに結果が返ってきます。
02-従来の管理センター


試しに「過去7日間」で検索してみます。
03-従来の管理センター

04-従来の管理センター(7日間検索)

こんな感じで結果がすぐに表示されました。
注意点としては時間がUTCで表示される為、日本時刻で考える場合には「+9時間」する必要があります。


それぞれ詳細な結果を見てみると
<メール送受信成功例>
05-従来の管理センター(7日間検索)

<メール送受信失敗例>
06-従来の管理センター(7日間検索-失敗例)
※この失敗例は、トランスポートルールで「~@gmail.com」からのメールアドレスを拒否するルールを作成した結果です。


また「カスタム」で検索する場合には「期間」の指定、「送信者」もしくは「受信者」の指定等が必要です。
07-カスタム検索例

08-カスタム検索例
※より詳細なレポートが欲しい場合には「メッセージイベントおよびルーティングの詳細をレポートに含める」にチェックを入れるといいようです。


検索実行後は少し時間を置いてから「保留中の追跡または完了した追跡を表示」をクリックします。
09-カスタム検索結果

10-カスタム検索結果

検索が完了すると「このレポートをダウンロード」からCSVファイルをダウンロード可能です。
11-カスタム検索結果

CSVレポートのイメージ
12-カスタム検索結果レポート
(注)CSVの文字コードはUnicodeのようなので、そのままExcelで開くと文字化けします。
ちなみに実行したレポート(クエリ?)は10日後に自動で消去されるようです。


今回の検証もこんなところで終了したいと思います(^o^)
メールが届かない、等のトラブルの際にはここから確認すると良いかもしれませんね!

次回は新しいExchange管理センターからメッセージ追跡する方法を確認したいと思いますっ!!
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