今回はTeamsでパブリックプレビューを利用(有効化)する方法について確認してみました。
Teamsでパブリックプレビューを使用する場合には、大きく2通りの方法がありましたので、そちらをそれぞれご紹介しようと思います。


1. Officeアプリのプレビュービルドを使用する方法

2. 更新ポリシーにてパブリックプレビューを有効化して使用する方法


<参考サイト>
Microsoft Teams パブリック プレビュー



Teamsのパブリックプレビューを利用する準備として、まずはTeams管理センターの設定を確認します。
Teams管理センターを開き「チーム」-「更新ポリシー」-「グローバル(組織全体の既定値)」から
「プレビュー機能を表示」を確認します。
この値が初期値の「Office Previewをフォローする」となっていることを確認します。
00-Teams管理センター初期値
※「Office Previewをフォローする」の場合、Microsoft 365 Appsの更新チャネルが「最新チャネル(プレビュー版)」となっているとTeamsアプリもパブリックプレビュー版になる動きとなります。

ここまででTeams管理センターの設定確認は終わりです。

後はMicrosoft 365 Appsの更新チャネルを変更し、Teamsパブリックプレビューを利用出来るかを確認します。
※Microsoft 365 Appsの更新チャネルを変更する手順としては以前投稿しているものをご参考ください。
(Microsoft 365)アプリの更新チャネルをADのGPOで変更する方法を検証してみた

(Microsoft 365)アプリの更新チャネルをコマンドで更新する方法を検証してみた

今回はコマンド(レジストリ)で更新チャネルを変更していきたいと思います。
<設定するレジストリ>
レジストリキーHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Office\16.0\common\Officeupdate
レジストリ値updatebranch
種類REG_SZ
データFirstReleaseCurrent

11-Officeプレビューチャネル-レジストリ

設定後「今すぐ更新」を実施することで更新チャネルが変更されます。
10-Officeプレビューチャネル


後はTeamsアプリでパブリックプレビューになるまで様子をみます。
(注)検証環境では即パブリックプレビューになるのではなく、何時間か経過すると自動でパブリックプレビューとなりました。

確認方法としては、三点リーダーの「情報」から確認出来ます。
また、アイコンの右上にPマークが付いていることからもパブリックプレビューとなっていることがわかります。
02-パブリックプレビュー有効状態


これでOffice Previewを利用する場合の手順は終わりです!!



今回は「グローバル(組織全体の既定値)」を変更せずに新規ポリシーを作成する手順をご紹介します。
⇒「グローバル(組織全体の既定値)」を変更すると全ユーザーに設定が適用されてしまうので・・・(^_^;)

Teams管理センターを開き「チーム」-「更新ポリシー」から新規ポリシーを「追加」します。
「プレビュー機能を表示」を「有効」に設定します。
12-Teams管理センター有効

作成したポリシーを該当ユーザーに適用します。
ポリシーを選択し、「ユーザーを管理」から適用するユーザーを追加します。
13-ポリシー適用



ポリシーを適用したユーザーを一括で確認したい場合には
「ユーザー」から「フィルター」を適用することで可能です。
14-ポリシーフィルタ確認


15-ポリシーフィルタ確認


ここまででTeams管理センターの更新ポリシー設定は終わりです。
後は端末側のTeamsに設定が反映されるまで様子をみます。
(注)検証環境では、何時間か経過するとパブリックプレビューが選択出来るようになりました。
03-パブリックプレビューボタン

04-パブリックプレビュー有効化

05-パブリックプレビュー有効状態
※パブリックプレビューを停止したい場合には、チェックを外すことで通常のTeamsへと戻ります。


これで更新ポリシーを利用する場合の手順は終わりです!!



今回の検証もこんなところで終わりたいと思いますっ( ´ー`)フゥー...
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