今回はTeamsでチャットする際に表示される「組織」タブを構成する方法を検証してみました。

設定手順としては大きく2つとなります。

1. Teams管理センターで「組織」タブを表示するように設定を行う


2. 従来のExchange管理センターで「上司」の設定を行う


3. Teamsアプリにて「組織」タブの表示を確認


「上司」設定に関しては以前投稿した
[Exchange Online]メールフロールール(トランスポートルール)機能を用いて上長承認を設定する方法を検証してみた
でも記載してますので、参考までに



Teams管理センターを開き
「チーム」-「Teamsの設定」にて「チャットに[組織]タブを表示」がオンになっていることを確認します。
※初期値オン
00-Teams設定

設定確認後、Teamsのチャットを確認すると「組織」タブが表示されていることがわかります。
01-設定前の状態
※ただし、まだ組織情報を構成していない為「このユーザーの組織ビューは存在しません」と表示されます。


仮に上記設定がオフだとタブ自体が表示されません。
06-組織非表示


Teams管理センターの設定(確認)はこれで完了です。



次に各ユーザーの組織情報(上司)の設定を実施します。
従来のExchange 管理センターを開き、対象ユーザーをダブルクリックして「組織」-「上司」から設定します。
01-コマンド実行後確認GUI
(注)当たり前ですが、上司は1人しか設定出来ません。

従来のExchange管理センターの場合は、複数人の上司を一括で設定することも可能です。
ユーザーを複数選択し、画面右にある「組織」-「更新」から実施します。
※新しいExchange管理センターの場合は一括登録のメニューが見つかりませんでした・・・orz
 個別登録は出来たのですが(T_T)

02-一括変更


これでExchange管理センターの「上司」設定は完了です。



3. Teamsアプリにて「組織」タブの表示を確認

最後に実際にTeamsアプリでどのように表示されるか確認していきます。
今回は下図のように上司設定してみました。
07-組織構造

TESTユーザー01を頂点として、02と03を部下として設定。更に03の部下に04〜06を設定。

それぞれTeamsアプリで確認すると
(TESTユーザー01)
03-組織状態

(TESTユーザー02)
04-組織状態

(TESTユーザー03)
05-組織状態

(TESTユーザー06)
02-組織状態


それぞれこんな形で組織が表示されました。
ここから読み取れるルールとしては
  • 「上司」は当然のこと、更に上位の「上司」の情報まで表示される
  • 「部下」がいた場合、「部下」も表示される
  • 「部下」がいた場合、自身と同じ「上司」の「部下」である者(同じ課員?)は並列で表示されない
  • 「部下」がいない場合、自身と同じ「上司」の「部下」である者(同じ課員?)が並列で表示される

こんな感じでしょうか!!??
上司と部下がそれぞれどのくらいの階層まで表示されるかは検証していませんが、基本的には直系?の上司と部下しか表示されないみたいですね!
⇒組織といえど全ユーザーが表示されることはなさそうですが、追っていけば大体の構造は読み取れそうですね!!


今回の検証もこんなところで終わりたいと思いますっ( ´ー`)フゥー...
「組織」情報を簡単に検索出来るようですが、人が多くなってくるとメンテナンス(運用)が大変そうなイメージがありましたので、使わないようであれば、非表示でも良い機能かな〜〜と思いました(^_^;)
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