今回の内容は、前回検証した「[Exchange Online](オンライン)アーカイブメールボックを有効化する方法」の補足的な検証となります。

アーカイブメールボックスを有効にした場合、既定のルール(アイテム保持ポリシー)では730日経過したアイテムをアーカイブメールボックスに移動するようになっています。
今回はこの「730日」という期間を変更する手順を確認していきます。

2022年5月時点では、「従来のExchange管理センター」から変更するようです。
(注)「従来のExchange管理センター」は将来的に廃止が決定しているようなので、将来的には別の管理センターに設定は移管されると思われます。

<参考サイト>
Exchange Online の既定のアイテム保持ポリシー

組織内のメールボックスのアーカイブと削除ポリシーをカスタマイズする



管理センターでの設定方法

「従来のExchange管理センター」を開き
「コンプライアンス管理」-「保持タグ」の一覧から「Default 2 year move to archive」の内容を編集します。
01-変更手順

02-変更手順

03-変更手順
→ここでは1095日(3年)に変更しています。

04-変更後

05-変更後

正常に変更が完了しました!!
(注)検証中はタイミングが悪かったのかエラーになることがありました・・・汗
  どうしてもエラーで変更出来ない場合にはPowershellから試してみてください。


実際には「アイテム保持ポリシー」の中にある既定で設定されている「Default MRM Policy」の中で設定した保持タグが使われていることがわかります。
10-確認

11-確認

今回は単純に既定の保持タグを変更しましたが、MSの参考サイトにあるように新規で保持タグを作成し、それをルール(Default MRM Policy)に適用した方が良いかもしれませんね・・・・(^_^;)



Powershellコマンドでの変更方法 ※番外編

↓↓使用したコマンド例↓↓
#日数の変更
Set-RetentionPolicyTag -Identity "Default 2 year move to archive" -AgeLimitForRetention 1095

#名前の変更
Set-RetentionPolicyTag -Identity "Default 2 year move to archive" -Name "Default 3 year move to archive"

#確認コマンド ※全属性
Get-RetentionPolicyTag | fl
(注)コマンド実行する場合には、Exchange Onilne Powershell V2による事前接続が必要です。
  詳細は「(Exchange Online)Exchange Online PowerShell V2 モジュールを試してみた」で解説してます。



今回の検証もこんなところで終わりたいと思いますっ( ´ー`)フゥー...
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