Excelのマクロは便利な半面、セキュリティリスクになる場合があります。
そのため、初期設定では「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」が設定されているかと思います。

ですがこの設定だといちいち「信頼されるドキュメント」に設定したり、その都度マクロを有効にするを選択したりと面倒な場合があります。
ですが手間だからといって「すべてのマクロを有効にする」にしてしまうとセキュリティリスクも高まりあまり得策ではありません。
※インターネット上からダウンロードしたものやメールで入ってきたものも無条件でマクロが有効になってしまうためです。


そんな場合には、信頼できる場所に該当のエクセルが格納されているフォルダフォルダを指定してあげればセキュリティリスクをそんなに低くすることなく、マクロを有効にすることが出来ます。


<〜手順〜 社内のファイルサーバ上にマクロファイルがある場合>
  1. Excelを起動し、[ファイル]-[オプション]を選択
  2. [セキュリティセンター]-[セキュリティセンターの設定]-[信頼出来る場所]を選択
  3. [ネットワーク上の信頼できる場所を許可する]にチェックON
  4. [新しい場所の追加]を選択し、該当のフォルダパスを入力してOK


というような感じですが、仮に複数台のPCで同じことをしなくてはいけない場合はグループポリシーでも配布可能なようです。

事前準備としてOffice2016の管理用テンプレートをダウンロードし、設定
※設定については下記のサイトが参考になります

Office の管理用テンプレートを利用してグループ ポリシー (GPO) で Outlook の設定を制御する方法

<〜手順〜 グループポリシーの設定>
  1. [ユーザーの構成]-[管理用テンプレート]-[Microsoft Excel 2016]-[Excelのオプション]-[セキュリティ]-[セキュリティセンター]-[信頼出来る場所]を選択
  2. [ネットワーク上の信頼できる場所を許可する]を有効
  3. [信頼出来る場所#1]を有効化し、パスに該当のフォルダパスを入力してOK(必要に応じて[サブフォルダーも使用できるようにする]にチェックを入れる)
マクロ-ポリシー1

マクロ-ポリシー2

マクロ-ポリシー3




一応検証環境ではうまくいきました。
だけど本来はExcelマクロに頼らず、ちゃんとしたシステム等を構築すべきなんだろうなぁ〜〜〜^^;
スポンサードリンク